こんにちは!スジナタです。
ある日、実家の父が入院してしまい、
今まで耕していた畑を遊ばせてしまうのはもったいないので
菜園をやることにしました。
私自身は実家に住んでいた頃から父の菜園を手伝っていましたが、
一人で農作業をやるのは初めてであり、父のやってた事や聴いてきた事を
噛み砕いて自分なりに作業工程を紹介していきます。
この記事は、
・畑を持ってるけど土いじりした事ない。
・畑で野菜を作ってみたいけど一歩踏み出せないでいる。
という読者さんと共に、自分の成長の記録でもあります。
[結論]栽培時期がずれてしまうが全体的に見ても7割方成功
実は、最初からここまで作るつもりはありませんでした。
とりあえずジャガイモだけ育ててみようと思っていたら、
食べてみたい・自家栽培してみたいという欲求が膨れあがって
あれやこれやとこんな感じになりました。
白菜の栽培過程
・植えた時期…7月下旬にポット育苗で種を3~4粒ポットごとに植える。土は父が残した培養土と畑の土を使用。
・ポット育苗中…梅雨の時期が長引き、屋根の下に退避していたら、日照不足で生育が遅延する。
・間引き…本葉2~3枚で一本立ちにする。間引いた苗は別のポットに植え直す。
・定植…本葉5~6枚で畝に植える。
・追肥…定植のタイミングで畝の土と肥料を混ぜる。約二週間ごとに肥料を二回与える。
・防虫対策…ホームセンターで購入した霧吹きタイプの防虫剤を用法・用量に沿って使用し、防虫ネットを涼しくなるまで畝に掛けておく。
・収穫…11月末
キャベツの栽培過程
・植えた時期…7月下旬にポット育苗で種を3~4粒ポットごとに植える。土は父が残した培養土と畑の土を使用。
・ポット育苗中…梅雨の時期が長引き、屋根の下に退避していたら、日照不足で生育が遅延する。
・間引き…本葉3~4枚で一本立ちにする。間引いた苗は別のポットに植え直す。(8月末)
・定植…本葉5~6枚で畝に植える。(9月中頃)
・追肥…定植のタイミングで畝の土と肥料を混ぜる。約二週間ごとに肥料を二回与える。
・収穫…11月中~12月上旬
大根の栽培過程
・植えた時期…8月上旬に直植えで畝に種の2~3倍の深さの円状のくぼみを作り、種を4粒ずつ離して植える。
・間引き…双葉の形が悪かったり、本葉が2~3枚の時に斜めから生えていたりしたら間引く。間引いた大根はサラダやみそ汁に入れて食べれる。
・防虫対策…ホームセンターで購入した霧吹きタイプの防虫剤を用法・用量に沿って使用し、防虫ネットを涼しくなるまで畝に掛けておく。
・収穫…10月上旬
ジャガイモの栽培過程
・植えた時期…5月下旬に半分に分割した種芋を深さ15cmの溝を作り、バレイショ(ジャガイモ用肥料)を撒き、30cm間隔で植える。
・芽かき…芽が4~5本出てきたら、2~3本に間引いて大粒のジャガイモにする。
・芽が20cmほどになったら何度か土寄せして芋が日に当たらないようにする。
・収穫…葉の先端が枯れてきたら収穫(8月中旬)
・連作障害を経験する為、試しに同じ所で二回目のジャガイモ栽培(8月下旬~11月下旬・秋作)
枝豆の栽培過程
・植えた時期…5月中旬に直植えで種を植える。
・植え直し…双葉から本葉が出てきたら、株間30cm~45cmで植える。
・収穫…枝の節目からサヤが出てきて2~3週間ほどで収穫(8月中旬)
土壌作り~畝(うね)を立てる
my菜園畑の歴史
この地域は豪雪地帯であり、畑は雪の重みで硬く締まっています。
このまま植えても、根っこを張ってくれません。
大昔は、田んぼ→祖父の時代に桑畑→野菜畑に
移り変わってきた話を父から聞いていました。
土質は粘土層の土壌であり、畑全体に丸い石ころが見られ
一部に砂地のある様子から、水はけと耕す手間を省く為に
川砂利や砂を後から混ぜ込んだと見受けられます。
土の状態確認
現在の酸度を知るためホームセンターで購入した
土壌酸度計で計測します。
畑の酸度は平均「ph6.5~7.0」
意外と酸度は中性土壌。
父の言葉
父の話では、
「雨水で酸性になるから石灰を撒いた方がよく育つんだ」と言ってました。
どういう意味なのか?
どんな石灰を使うか?
検索して調べた限りでは、どうやら石灰はアルカリ性で酸性土壌に撒くと中和される様で
中性土壌やアルカリ土壌で育つ野菜に使います。
ただし、
あまり撒きすぎるとアルカリ性にかたよります。
ホームセンターでは、
・消石灰(早く効くがアルカリ性が強い)
・苦土石灰(消石灰より緩く効く)
・有機石灰(苦土石灰より、じわじわと効いてくる)
が販売されていて、
私の菜園では緩やかに効いてくる苦土石灰を選択しました。
土壌作り
ホームセンターで購入した苦土石灰を撒いてみます。
撒きすぎるとアルカリ性に寄るので少なめに。
耕運機で耕し、一週間ほど寝かします。
そうすることで石灰が土壌に馴染んできます。
再度、酸度計で計測すると「7.0」
計測位置を変えても「7.0」
こんなものですかね。
次は、父が残していった鶏糞堆肥を撒いて
さらに耕運機で混ぜ込み、また一週間ほど寝かせます。
そうすることで土に栄養を蓄えつつ、ふかふかな土壌にする事で畝立てしたり根を生やし易くする事が出来ます。
種から育てる(ポット育苗)~定植
野菜を種から育てることで一度に大量の野菜が作れますが、虫の被害に会いやすく全滅することもあります。
防虫ネットで日差しを和らげ虫から守り、成育を見守ります。
本葉が出てポット全体に根を張るくらいになったら定植です。
追肥~雑草刈取り・水やり
成育過程で養分を大量に使うので、化成肥料を土に混ぜ込みます。
ついでに雑草の芽も刈取り一石二鳥ですね。
収穫
ついに待ちに待った収穫です。
期間が遅くなると野菜にすが入ってしまったり、とう立ちしてしまい食べられなくなります。
大根
・本葉が出始めの頃にネキリムシか何かに根元からかじられる。
・成育期間中に軟腐病にかかり、何本か腐るが概ね収穫できました。
・植え時期が早い為か、年末までに大半が腐る。
自己評価:70点
白菜
・種を植える時期が遅くて玉にならず、先端をヒモで結んで霜対策。
・初めてのわりに大玉になりボチボチの出来でした。
自己評価:80点
キャベツ
・白菜と同じく種を植える時期が遅くて玉にならず、小ぶりのものは冬越しへ移行。
・いくつかは収穫できたので経験として積み上げる。
自己評価:60点
ジャガイモ
・春作目は芽かきの効果で大粒で収穫できるもジャガイモの表面にイボが見受けられる。
・秋作目は連作の影響か小粒で収量減少し、イボも健在。
・ジャガイモの表面に細かいイボができていて、検索したら「そうか病」と判明。
・翌年は長ネギを植えて消毒効果を狙う。
自己評価:70点
まとめ
2021年の人生で初めて家庭菜園で作った野菜の出来は…
・大根・・・70点(植え時期早すぎ)
・白菜・・・80点(植え時期やや遅延)
・キャベツ・・・60点(植え時期遅延)
・ジャガイモ・・・70点(そうか病)
…となり今回の失敗をバネにして来年に活かす事にします👍
最後まで見て頂きありがとうございました🙇♂️